魂の遍路とカイラス山
被災されし尊き魂にささぐ
2026年8月、ネパール=チベット国境域にて、 一瞬にして尊きいのちが大自然の猛威に呑み込まれました。
●災害の事実と聖なる道の断絶
2026年8月26日、ランタン・リルン氷河の崩壊により、 トリシュリ川上流域で大規模な土石流・鉄砲水が発生しました。
カイラス巡礼の主要玄関口である ギロン国境検問所(吉隆口岸)は完全に破壊され、 聖地へ向かう道そのものが断たれました。
多くの巡礼者、観光客、住民が犠牲となり、 いまなお多数が行方不明であります。
この地は、 ボン教・仏教・ヒンドゥー教・ジャイナ教・シーク教の巡礼者が カイラス山へ向かうために必ず通過する「聖なる道」であったのです。
その道が断たれたという事実に、 単なる自然災害ではなく、 魂の遍路の象徴的な断絶として、深い衝撃を受け、ただ呆然とするばかりです。
大光山正徳寺所縁の阿弥陀如来御前にて、憂えておりましたが、如来に対峙し、被災した 尊き魂の安寧と導きを祈らざるを得ません。
本不生の源流より湧きいずる光の響きをもって、 この供養文を捧げます。
●霊峰カイラス山への祈念
おお、霊峰カイラス山よ。
汝は、天地を貫く中軸として、 本不生の源流をいまここに示し給う。
その御元、釈尊の生誕の地ネパールにおいて、 尊きいのちが一瞬にして呑み込まれた。
嗚呼、この尊き魂を、 どうか護り給え、導き給え、救い給え。
本不生の源流より湧きいずる光にて、 いまここに安らぎを与え給え。
人類の愚行により、 聖なる道が断たれたかのように見えようとも、 いのちは本不生の源泉より刻々と新たに創造される。
いまこそ、 人類の意識が本不生の響きに目覚めんことを。合掌。
●魂の遍路と本不生の法理
魂の遍路とは、 この世とあの世を隔てず、 いまここに刻々と新生創造される 本不生の響きを生きる歩みである。
カイラス山は、 この本不生の源泉を象徴する霊峰であり、 天と地を貫く光の軸である。
いのちは滅することなく、 本不生の源泉より新たに湧きいずる。
ゆえに、今回の災害で失われた魂もまた、 本不生の源流へと還り、 新たなる光として息づいている。
魂は消えず、 本不生は滅せず、 いのちは刻々と新たに創造される。
この法理こそ、 供養の根底に流れる「源流 今に 新たなり」の響きである。
●結語──本不生の源流への導き
ここに、 被災されし尊き魂の安寧と、 本不生の源流への導きを祈り、 この供養文を捧げます。合掌。
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更新令和8年9月5日
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