真言宗豊山派



人類の意識の変容をうながす『萬歳楽山』のヒビキ



『蓮華滝』(龍雲好久が萬歳楽山に誘われた初期のころの記事)


 萬歳楽山の南西、茂庭の田端から入ったところに『蓮華滝』があり、古 くからの行場でした。五
百羅漢が滝のシャワーを浴びて修行をしておられ
るるような滝ですが、この山は弘法大師が開いた
という伝えが残ってお
り、また藤原三代にも関係が深かく、佐藤一族が平泉造営のために、鉱山
して貴重なこの山の資源を提供したことを伺わせる不思議な伝説もいく
つか伝えられております。
そもそも、萬歳楽山は吾妻山や蔵王山よりも古
い山で、太古の昔地球のマグマが噴出してできた山
で、地中のマグマが固
まった山ですから、貴重な鉱山であったと思います。半田山もそうです が、
この山にも鉱山跡が残っております。

 さて、小職が、不思議に思いましたことは、この山の名称が「萬歳楽 山」と付けられていること
です。どんな山の本を見ましても名山としてこ
の山が紹介されることはないようです。名前の割に
は外見上目立たない山
だからもしれません。また、入山を拒絶するような恐ろしい伝説「蛇骨」
あってなのでしょうか、あまり人が入らない山です。そんな山に、いつ
誰がどういうことで、「萬
歳楽山」と付けたのか、小職としてはかなり興
味があります。「萬歳楽」といいますのは、かなり
目出度いことの象徴で
す。「千秋楽・萬歳楽」と古くから出てまいります。ことみ『萬歳楽』は
の宮中雅楽の曲で、皇帝や天皇の即位の時に舞い奏楽されるもので、今
日に伝わります。踏歌、萬
歳などとして、庶民の間にも目出度きものの象
徴として広まっております。「万歳!万歳!万
歳!」がその良い例です。




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