真言宗豊山派



人類の意識の変容をうながす『萬歳楽山』のヒビキ



萬歳楽山には天照皇大神が降臨されている(龍雲好久が萬歳楽山に誘われた初期のころの記事)
  萬歳楽山には天照皇大神が降臨されている

 今年の5月萬歳楽山に不生禅と理趣経を供養するため、登ってみると、これまでの登山ル ートにいくつ
かの新しい道が付けられていて、その中で「八畳岩」・「厳洞岩」に続く道が切り
開かれていた。これ
は、冬に雪の中を萬歳楽山に登った国見の町長さんたち山の会の人た
ちが新たに大きな岩をいくつか発見
したことによるもので、萬歳楽山の民話や古老たちが言
う八畳岩や厳洞岩であろうと、標示と小道を付け
てくださったものだった。

 この日は、修行のルートを変えて、この八畳岩・厳洞岩なるもののコースをたどった。
いくつかの巨大な岩は見つけたが、想像しているような八畳岩という舞台岩はわからないで いると、ひと
つの岩に目が止まった!なんと!その岩に「岩に腰をかけている神様?」のお
姿がくっきりと浮かび上が
っている!(その後数人連れで三度ほど訪れたが現れていない)
岩肌の模様にしてはその姿はくっきりし
ていて明らかに岩の色とはまた異なっていた。かと
言って人為的に刻み込まれたり、描かれたりしたもの
でもなかった。どんなお姿かというと、
古墳時代の太子が着ているような簡素ではあるが純白のゆったり
した服装。髪は真っ黒で
両耳の下あたりで髻を云っている。若いようには見えるがヒゲあるようにも見え
る。岩に腰を
かけ、前に杖(杖に見えたが太刀であったかもしれない)をもち、前方のある方向をじっと
ておられる。内心、このお姿は15年ほど前にもこの萬歳楽山でカモシカにあったおりそのそ ばに立つ弁
財天(この時にそう思った)のビジョンを見たが、服装や髪型その初々しさはそっ
くりで、しかも今回は
威厳に満ちていた。

「天照皇大神」あるなという内的確信はあったが、神道のことはよくわからなかったので、内 心深く秘め
ておいて、自坊に戻ってから、天照皇大神を資料等で確認する。ビジョン通りであ
り、驚くとともに、は
じめ弁財天ではないかと思っていたものが天照皇大神であることの確信
を得た。小生、未熟ながらも慈雲
尊者飲光の雲伝神道を金田元成・青木融光・栗山明憲・目
黒宗光各大阿闍梨や数度潅頂伝授を受けてい
て、神道とが無縁でもない。

弘法大師の天照皇大神と大日如来は同体とする、嵯峨天皇直伝の神道である。
 不肖の仏弟子である私が萬歳楽山に関わらざるを得なかったのも、この地方の豪族佐藤 一族の末裔のみ
ならずこの雲伝神道なるものが深く働いていたのかのしれない。

 さて、萬歳楽山と天照皇大神との関わりを紐解く天啓はこれにとどまらない。前にも記した とおり、長
谷寺と與喜山の縁起なるものが、現実にはこの萬歳楽山においては、ビジョンとし
て与えられつつある。
天照皇大神ともなるとその脇士は春日大明神・八幡大明神となるが、
すべて深い縁である。この三神が一
体となって法圓寺の境内の蹲に立ち上がった氷の聖像
の正体はこの天照皇大神でもあるということでもあ
る。 

萬歳楽山の巨石信仰の深さと壮大さを伝える資料が出てくればよいのだが、それを研究し たものはこれま
でにあるのだろうか。しかし、「八畳岩」「厳洞岩」など地震避けの民間伝承
に残る岩の名前はこういっ
た古い時代の巨石信仰の名残を伝えていると思われる。

「大日岩」は十年ほど前に松浦さんという古老が岩に彫りつけた大日如来と龍であり、最近 の名称であ
る。むしろここは大地震を起こしたオオナマズを抑えるために、皇大神の命を受
けた鹿島明神、愛宕権現
らが投げ入れた磐座(皇大神の座岩)『要石』という大盤石を象徴
し、萬歳楽山そのものが大盤石すなわ
ち天照皇大神の磐座に相当するが、この山には天照
皇大神の磐座を暗示する「八畳岩」・「厳洞岩」が古
くからすでに民間に伝承されてきたが、
しかし、人々の信仰は、せいぜい、地震よけの呪いぐらいの無信
仰なものでしかなく。今でも
その信仰は全く未熟なものである。
 まして、世界を統べる神が降臨する山だなどとは誰も思っていない。今日まで、少しも霊妙 不可思議な
山として大切に扱われてきたということは微塵もないし、その形跡も全くない。だ
が、あなどるなかれで
ある。この萬歳楽山は、「本不生」により創造と破壊が司られている世
界規模の山であることを、刻々に
啓示されてきている。

 この間、NHKハイビジョン放送で春日大社のご神事がはじめてテレビカメラが入って放映さ れているの
を興味深く拝見していたが、この萬歳楽山はあれ以上で、まさに世界中のあらゆ
る人類の神官を招集し、
今上天皇陛下がその神事・祭事を主催されるべき山であることを知
る者はいない。しかし、坊主の戯言な
のだが、萬歳楽山はまさに陛下ご自身が司られて御
神事が執行される主祭神天照皇大神下生の山であり、
世界平和・万民豊楽・地球安寧のた
めに、神々に導かれて神事が執行されその願が成就されるときが必ず
やあると信じて疑わ
ない。この神事に因る祈祷によってしか、地球の滅亡を救う祈祷は成就しないのかも
しれな
い。神社本庁に掛け合っても相手にされない話だろうが。
 ちなみに、萬歳楽山に登られた方は、耳をすましてごらんなさい。萬歳樂の雅楽の調べが 聞こえ、安寧
を祝福する迦陵頻伽の舞にまみえるかもしれません。


●下の写真は、八畳岩付近の大岩 この岩に大聖不動明王を勧請させていただいた。本山 宗の山伏さんが
同行された時のことだった。

萬歳樂山のキーワードは大盤石。これはインドのシバ神・アルナーチャラ山・アチャラノーダ・ 大聖不動
明王のつながりから来ている。

初めて、萬歳楽山に不動明王のご身体がかなった。



●下の写真は厳洞岩と標示された岩の近くにあって、実際に天照皇大神のお姿がくっきりと 浮き出た岩
で、萬歳樂山が天照皇大神が降りてこられる磐座であることを伝えてぃた岩。一
度だけその尊いお姿をは
っきりこの岩に示され、見たものは他にいない。


 



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