真言宗豊山派



補陀洛山善明院歓喜寺


聖観世音菩薩 令和元年十一月一日 寄進

令和元年十一月一日 補陀落山善明院歓喜寺位牌堂に勧請寄進奉納された『聖観世音菩薩』

聖観世音菩薩様は人々の苦しみや悩みや苦しみの音声を聞いて、その苦しみを救いとって下さる正法明如来様 観自在菩薩のご真言オンバザラタラマキリク・オンアロリキャソワカと唱えることによって不可思議なお加持力を得て、修行者は観自在菩薩に救済される。


以下 

弘法大師空海秘傳『紅玻璃色阿弥陀秘法』から
               (聖観世音菩薩 観法)

次入定  用定印   
 即入觀自在菩薩三摩地。閉目澄心。觀自身中圓滿潔白。猶如淨月仰在心中於淨月上。想?哩(二合)字放大光明。其字變成八葉蓮花。於蓮花上有觀自在菩薩。相好分明。左手持蓮花。右手作開敷葉勢。是菩薩作是思惟。一切有情身中。具有此覺悟蓮花。清淨法界不染煩惱。於其蓮花八葉上。各有如來入定結跏趺坐。面向觀自在菩薩。項佩圓光。身如金色光明晃耀。即想此八葉蓮花。漸舒漸大量等虚空。即作是思惟。以此覺花照觸如來海會。願成廣大供養。観了定中誦
  オンソハラハンドマト
若心不移此定。則於無邊有情深起悲愍。以此覺花蒙照觸者。於苦煩惱悉皆解脱。等同觀自在菩薩。即想蓮花漸漸收斂量等己身。想已誦
  オンソウギャラハンドマト

即ち観自在菩薩の三摩地にはいり、目を閉じ心を澄まして観想しなさい。自らの身の中に、丸くて清らかで白い(円満潔白)こと、ちょうど浄月を仰げたような(月輪を観想し)心の中にあると。浄月の上においてキリク字を観想しなさい。大光明を放つ。
その字変じて八葉の蓮華となる。蓮華の上に観自在菩薩が住しておられる。その姿ははっきりとしている。左手には蓮華をもち、右手は蓮華を開く仕草をされている。次のように思惟しなさい。すべての生きとし生けるものの身の中にこの悟りの蓮華を具えて清浄法界は煩悩に染まることがない。
この蓮華の八葉の上にそれぞれ如来が住されており、みな瞑想の状態にあり結跏趺坐し顔を観自在菩薩の方に向けて頭の後ろに円光がある。
その身は金色で光明が光り輝いている。
すなわち、観想しなさい。この八葉蓮華がだんだん伸びだんだん大きくなって、その大きさ(量)は虚空に同じとなる。すなわち、次のように思惟しなさい。
この覚華をもって如来の海会を照らし触れて、願わくば広大な供養をおこなわんと。もし、心この定を移す事なく即ち無辺の生きとし生けるものに哀れみの心を起こす時は、この覚華をもって照らし触れられたものは、苦と煩悩から解き放たれ、観自在菩薩に等しく同じものとなる。
オンソハラハンドマト

即ち、観想せよ。蓮華だんだんと收斂してその大きさ(量)は自分自身と同じであると。
オンソウギャラハンドマト

すなわち、観自在菩薩の印を結んで真言を唱えて
オンバザラタラマキリク、と。
この印を結んで真言を(唱えて)もって不思議な力を加える(加持)事によって、すなわち修行者は観自在菩薩に等しく同じとなる。


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