真言宗豊山派
                                           

                                        伝言板  


法圓寺における「不可思議なる氷像の出現」のこと 

法圓寺における不可思議なる氷像出現とその考察

 お問合せがありますので、

「これまでに法圓寺に出現した氷像の現象と
そこから感受したことについて」

まとめています。下記リンクをご覧いただければ 幸いです。

  法圓寺における不可思議なる氷像出現とその考察 ここをクリック  →





令和6年1月1日元旦 法圓寺・歓喜寺「新春元朝護摩加持護念祈祷」中止です。 住職による新春護摩祈祷の動画令和6年1月1日午前0時
インフルエンザやコロナウイルス感染の防止のため、令和6年も元朝の護摩祈祷大法要は中止させて頂きます。


住職による新春護摩祈祷の動画を令和6年1月1日午前0時から配信予定です。


どうぞ、みなさま、法圓寺・歓喜寺のそれぞれの動画のURLをクリックしていただき、


本尊に、新年の御平安をご祈念いただければ幸甚にございます。
        今上天皇 寶祚長遠 世界平和 萬民豐樂 佛日増輝 常轉法輪 


       殊には 先祖代々 頓證菩提 家内安全 子孫長久 六親眷属 


       當二世安楽 疫病退散 心願成就    乃至法界 平等利益 


※ 法圓寺・歓喜寺のそれぞれの動画は1月1日午前0時から配信いたします。


①歓喜寺令和6年新春元朝護摩祈祷
https://youtu.be/0vJRkB9ICNw

②法圓寺令和6年新春元朝護摩祈祷   
https://youtu.be/NmlPL43qMU4

③法圓寺令和6年新春元朝護摩祈祷
https://youtu.be/RuH_ENr7Ouk


令和6年法圓寺「新春元旦護摩祈祷大法要」 中止 のお知らせ
一、 【令和6年法圓寺 「新春元旦護摩祈祷大法要」 中止 のお知らせ】

 謹啓 貴家ますますご清栄のこと、心からお慶び申し上げます。
 また、新年を迎えるに際し、みなさま方のご隆昌、ご安寧を心からご祈念申し上げます。

 さて、元日恒例の法圓寺「新春元旦護摩祈祷大法要」及び「お焚き上げ供養」につきましては、
 
5類移行になりましたが新型コロナウィルス感染防止のため、ご参拝の蜜を避け、今回も、中止です。
二、【
新年護摩祈祷おふだご希望の方へ

 このような厳しい状況ですが、
住職の独り奉修による新春護摩祈祷並びに年間の護摩祈祷を厳修 し、
 みなさま方の新年のご息災とご繁栄を祈願させていただきます。

  ※おふだご希望の方は法圓寺にお問い合わせください。メールアドレス:rtf36857@nifty.com

 
三、【お申込み頂いた「祈祷おふだ」のお引き渡しに関して】
 
    今回も、各人にてお受け取りいただきますようお願い申しあげます。

     ※ お申込頂きました「新年護摩祈祷おふだ」のお受け取りの時期
      
     感染予防に配慮し、

   
「おふだ」を 1月1日午前10時から1月15日午後6時までの期間とさせていただきます
 
   本堂内のテーブル上に、おふだをお申込者「アイウエオ順」に並べさせていただいておきますので、

   期間中、ご都合の良い日に、本堂内にお参り頂き、恐れながら、

   各自にて「おふだ」をお受けとり下さるようお願いいたします。


  ※ なお、 「おまもり」等、ご希望の方がおられましたなら、本堂にお並べしましてありますので、各自ご希望のおまもりをお受けください。

 以上、やむを得ず、大勢の参拝者が見込まれる法圓寺恒例の「新春元旦護摩祈祷法会」は中止とさせていただきますが、
 
 今年も、住職独行の法圓寺秘傳の紅玻璃護摩秘法を修しまして、みなさまの今年一年のご息災をこころよりご祈願させていただきます。

 どうぞ宜しくお願い申し上げます。

                                            
合掌
法圓寺住職
 

令和5年の 盆行事に関するお知らせ
法圓寺檀信徒家各位           令和5年7月8日

      盆行事に関するお知らせ

 謹啓 新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけが「5類」に移行されましたが、新型コロナウィルスが消滅したわけではなく、やはり、じゅうぶん配慮せ ねばならず、檀家のみなさまにおかれましても、ご心配のことと、ご拝察申し上げます。
 檀家のみなさまには、常日頃より菩提寺外護のためにご尽力賜わりますこと深く感謝申し上げます。
 さて、お盆供養『五如来幡』を同封させて頂きますので、お盆供養としてお仏壇にお祀りください。
 今年の寺におけるお盆行事につきましては、下記の通り、昨年同様でございますので、どうぞ、宜しく、お願い申し上げます。



一、『お盆供養大施餓鬼法要』で、檀家の皆様が一斉にお集まりいただく「合同法要」は本年も中止です。住職のほうで、予め『全檀信徒先祖各霊の盆施餓鬼供 養法要』を奉修供養させていただきますことをご了承ください。
(まだ新型コロナウィルス感染の心配がありますので、盆中のお参りにはお互いに密集を避け、感染防止にご協力ください。)

二、『お盆・施餓鬼供養のお塔婆』について
 お盆供養のお塔婆は、本年も、従来通り、各家お檀家さまの「先祖代々各霊施餓鬼供養のお塔婆」をご用意してご供養させていただきますので宜しくお願い申しあげます。

三、【各家盆施餓鬼ご供養料とお塔婆料】は従来通りでお願い申しあげます。


四、【お塔婆のお受け取り】につきまして
 お塔婆のお受け取りにつきましては、昨年同様、各家のお塔婆を8月11日に「法圓寺本堂の外縁」にアイウエオ順に並べさせて頂きます。恐れいりますが8 月11日夕方以降から、各自ご都合のよい日時に、お墓にお立てくだい。  

五、【新盆(あらぼん)精霊合同法要開催】のお知らせ
 新盆(あらぼん)精霊供養の法要を下記のとおり行います。
  ●と き  8月11日(金)午後1時から
  ●ところ  法圓寺 本堂において
  ●内 容  新盆精霊供養の合同法要(三十分ほどです)

六、【各家へのお盆棚経はございません】
 上記の経緯により、申し訳ございませんが、各家へお伺いする住職による「お盆棚経」はございませんので、どうぞ、ご容赦ください。  
 以上、法圓寺におけるお盆行事につきましてご案内いたしました。 どうぞ、ご了承くださいますよう、宜しく、お願い申し上げます。
合掌



●萬歳楽山の不可思議は般若理趣経の根本義であること
 それは本初不生・普賢金剛サッタより刻々にもたらされる霊妙不可思議なる作用であること
萬歳楽山に響く本不生(Adi-buddha)曼荼羅



ボロブドウルの立体曼荼羅



萬歳楽山に耀く本不生(Adi-buddha)曼荼羅

一、萬歳楽山が指し示すもの
  1、本初佛(
Adi-buddha)本不生
  2、須弥山
  3、初会金剛頂経
  4、普賢金剛薩タ(般若理趣経)
  5、佛跡ボロブドール立体曼荼羅
  6、金胎互換重合



二、佛跡ボロブドールの示すもの

1、この宇宙の根源にして、個々の生命の基本たる、無始無終の普門本體の普賢金剛薩タを
ば、普賢金剛とも、普賢法身ともと云ふ。

2、第六會の金剛頂經たる廣本の般若理趣經などでは、これを最上根本佛と云ひ、文殊説名
義經などでは本初佛(
Adi-buddha)と称している。

3、この本初佛(
Adi-buddha)たる普賢金剛サッタの性海より、大日、阿シュク、寶生、
彌陀、不空成就の五佛を始め、種々様々の色身を示現し、種々様々の説法をなし、種々様々
の意慧を啓示する妙用である立體曼荼羅である。

4、萬歳楽山はこのこの本初佛(
Adi-buddha)と互換重合している。

5、この大乗仏教徒によって築かれた普賢金剛サッタの立体曼荼羅が、具体的に建立された
ものが佛跡ボロブドールの制底・塔婆・曼荼羅であり、いわば、レプリカである。

6、しかし、一見、何の変哲も無い萬歳楽山は、この山そのものが普賢金剛サッタの立体曼
荼羅のヒビキを次元を超えて響かせている立体曼荼羅が顕現している。人造でない、即ち、
大宇宙・大自然・地球自身が顕現した築きあげた不可思議なる曼荼羅山であり、背後に須弥
山が響く。

7、佛跡ボロブドールには、大日如来・金剛薩タ・龍猛菩薩・龍智菩薩・金剛智三蔵・不空
三蔵の付法の系譜が活きている。
 佛跡ボロブドールが建立されたであろうとされる時期のジャワで、師の金剛智三蔵と弟子
の不空三蔵との邂逅がなされている。

8、大乗仏教徒によって築かれた普賢金剛薩タの立体曼荼羅であり、深遠な大宇宙の根源に
して、個々の生命の基本たる、無始無終の普門本體の普賢金剛サッタを示そうと築かれた立
体曼荼羅である。

9、 しかし、曼荼羅は、そこにえがかれているものにあるだけではなく、その奥に示され
ているものを感受しなければ、活かされない。
 いや、その曼荼羅内に入る者は、誰でもが、その真實義のヒビキを享受し、如来の導きを
感受できるものとして、築かれているものである。
 この理趣経の根本義における普賢金剛薩タの立体曼荼羅であり、大地所生の萬歳楽山の本
初佛曼荼羅である。

10、佛跡ボロブドールが永いこと密林に埋もれ、異宗教による破壊を免れえた奇蹟は、む
しろ、その真實義のヒビキなるが故の奇蹟であるかもしれない。
 そして、イマまさに、本初佛(
Adi-buddha)として、須弥山と佛跡ボロブドールと萬歳
楽山(この山に限らない)と互換重合する相似象していると思われる。

11、しかし、萬歳楽山頂に、実際に、このような人造の遺跡が築かれているのではない。
 
12、では何故、このような見解をいだくに到ったか。

 それは、以下の黙想による。
 この黙想は、決して特別な瞑想をしていたというわけではない。
 ごく日常のありふれた中で、突然、与えられる予期しない黙想におけるビジョンである。
故に、そのビジョンの指し示すことの本当の意味は、正直、把握しかねるところが大きいの
が実情である。

13、 ある方の枕経を供養をしているときであった。黙想しながら経文をあげていると、
突然、視界が開け、亡くなった方が、森林のなかに築かれた巨大な石の階段を登っている姿
が見えた。どこまでも果てしなく続くかの石畳の階段を、一歩、一歩、独り、ゆっくり登っ
ている。
 ふと、途中で、広場にでて、彼は立ち止まった。そこには伽藍に巡らされている回廊があ
った。回廊に沿った壁面には、不思議なことに、その方の歩んできた一生が映し出されてい
るようである。彼は、それに、誘われ、右回りに歩き出した。その廻廊を巡りながら自分自
身をふり返っているようであった。しかし、後ろから様子を窺っている私には、その後ろ姿
しかわからない。

 やがて、廻廊が伽藍を一巡したところで、彼は、別のステップに進んだ。

 後を追いながら、ふと、ここはどこなのだろうかと、全体を遠望してみると、どうやら山
全体が伽藍であり、見えざる三角四面体のエネルギーが正反重合する中に、この伽藍も、彼
も包含されているようであった。

 そのとき、(ああ、ここは萬歳楽山の霊妙なる伽藍で、自浄の道を踏みながら、霊性の浄
化を促されているのに違いない)と思った。

 というのも、以前にも、萬歳楽山頂でしばしば体験するものであった。
 確かに、その場で展開しているエネルギーは、あの、自転公転する聖三角四面体の正反重
合するエネルギーであり、そのエネルギーによってこの伽藍はヒエラルキー的に曼荼羅が投
影されているようであった。幾層にも張り巡らされた廻廊は、いわゆる次元上昇下降の渦状
の順逆の巡り性でもあった。

 そのようなことを思いながら、顕れるままに、この日亡くなられた方の後を追っている
と、ある層(段階らしい)の廻廊の壁面の前でところで、急に、ピタリと彼の歩みが止まっ
た。
 彼がその壁面の真正面にたった瞬間、壁面が開き、彼はスーッとその中に吸い込まれてい
った。私はそれ以上追うことはしなかった。
 その方は一瞬にして消えたのだが、後ろから窺っていた私には彼が吸い込まれていったそ
の門の奥を僅かだが垣間見ることができた。

 彼の行く先に開かれていた世界は、この世と似ている、もう一つの世界であった。大自然
界がそのまま開かれている世界であった。おそらく、この方の後生の世界なのだろう。
 
 その世界は、本人のみに許された、仏での慈悲に充たされた世界であり、明るい世界であ
ったが、余人の介入を許さぬ峻厳なる光景でもあった。

 この間、枕経は20分ほどであったが、これらのビジョンが与えられたのは、ほんの一瞬
のことであった。

 以上は、小生、一瞬の不思議なビジョンを、言葉で表現したものなので、実像ではなく、
むしろ、想いでしかない。それにしても、不思議な光景であった。枕経を終えて、自坊に戻
り、どことなく気になっていた。
 この日、調べたいことがあって、書斎に置いてあった栂尾祥雲全集『理趣経の研究』に目
を通したのだが、驚いたことに、その研究書に、何と、先ほど見たビジョン(幻想と思って
いたが)とあまりにも酷似している構造の立体曼荼羅図が掲載されていたのである。よく見
てみると、「ボロブドールの立体図」という説明が付されていた。
 ボロブドールのことは知らない。そこで、じっくりと読んでみようと見てみると、手前味
噌ではあるが、この『理趣経の研究』には、不肖、小生が萬歳楽山から得ていたいろいろな
ビジョンの本質について解かれていたのである。(このようなことを記すと、貴い大学者や
研究者に対しては、甚だ失礼なことになるのだが・・・)

 即ち、奇しくも、小生が辿っていた萬歳楽山おけるに「不生禅」と「般若理趣経」の真實
義が解説されていた。
  1、本初佛(
Adi-buddha)本不生
  2、須弥山
  3、初会金剛頂経
  4、普賢金剛薩タ(般若理趣経)
  5、佛跡ボロブドール立体曼荼羅
  6、金胎互換重合両部不二の曼荼羅。
  7、マカバの本質

 これらのことが、一貫して次のことに集約されることが示されていた。

 即ち、

 ●宇宙の根源にして、個々の生命の基本たる、無始無終の普門本體の普賢金剛サッタ。

 ●第六會の金剛頂經たる廣本の般若理趣經などでは、これを最上根本佛と云ひ、文殊説名
義經などでは本初佛(
Adi-buddha)と称している。

 ●この本初佛(Adi-buddha)たる普賢金剛薩タの性海より、大日、阿シュク、寶生、彌
陀、不空成就の五佛を始め、種々様々の色身を示現し、種々様々の説法をなし、種々様々の
意慧を啓示する妙用である。

 このことから、萬歳楽山がこの現象界の地球上出現している潜象界の阿字本不生(
Adi-
buddha
)曼荼羅であり、須弥山と互換重合する相似象の霊峰であることに、あらためて気づ
かされたのである。

 まさに、萬歳楽山は「理趣経の根本義によりて出現している普賢金剛サッタの立体曼荼羅
そのものである」。
 


龍雲好久の萬歳楽山禅定にご同行ご希望の方へ  令和6年10月26日(土)登嶺予定です。
第13回萬歳楽山登嶺

  期日:令和6年10月26日(土)午前9:00~
  趣旨:法圓寺龍雲住職の萬歳楽山登嶺に同行。 
  主題:萬歳楽山を通して、「五相成身観」を体観する。

 『般若理趣経』(「大楽金剛不空真実三摩耶経 般若波羅蜜多理趣品」)の根本義である本初佛たる普賢金剛薩埵の立体曼荼羅
(ジャワのボロブドールの寺院遺跡にみられる釈迦牟尼仏・遍照金剛(光り輝くもの)や金剛界会座など通じて、
ブッダ(大日如来)・金剛薩埵・龍樹菩薩・龍智菩薩・金剛智三蔵・不空三蔵・恵果和尚・遍照金剛空海の法流に触れるため、
「五相成身観」を体観する。

※同行ご希望の方へ※ 

●萬歳楽山登山にご同行希望の方は令和6年5月31日までに法圓寺にご連絡ください。

●ご連絡先:〒969-1601福島県伊達郡桑折町字北町17 法圓寺  
          電話:024-582-2959番 携帯:090-1492-3206
          FAX:024-529-7479番 
          メール:rtf36857@nifty.com
 なお、ご連絡される際には
①ご氏名
②ご住所
③直通電話番号(携帯)
④ご年齢
をお知らせ下さい。

●登嶺の当日(10月26日)は午前9時までに法圓寺本堂にご集合ください。


※ご留意事項※ 

●寺の急用や気象状況などにより、萬歳楽山の登山を中止させて頂く場合もございます。ご了承下さい。
(中止の場合は、間際でも、参加者お申込の方にはにはご連絡いたしますが、ご連絡が付かない場合もありますので、
参加ご希望の方は、前日夕方までに、今回の登山の有無について法圓寺にご確認下さい。)


※当日の行程※ (時間はおおよその目安です)

 一、午前9時、法圓寺集合・・・本堂で祈願。
 二、午前9時20分、法圓寺から各自の乗用車で出発。 
 三、途中、北半田の歓喜寺本堂まえで祈願。
 四、その後萬歳楽山登山口付近まで乗用車で移動。 
 五、午前10時、萬歳楽山登山口で祈祷後、萬歳楽山登山開始。
 六、萬歳楽山山頂第二展望台・・・移動・・・
 七、萬歳楽山第一展望台にて弘法大師御影前で祈祷(般若理趣経)供養
 八、昼食(各自)
 九、萬歳楽山山頂下山・・・
 十、宝珠山癒しの谷、大日岩「要石」にて禅定瞑想(五相成身観法)
 十一、風の谷から八丈岩・天照カムナ岩経由岩御前にて祈祷し、下山・・・
 十二十二、萬歳楽山登り口で法楽廻向の後、解散
 (午後3時半ごろ、現地解散)


※登嶺準備について※ 
 ①萬歳楽山は標高898.3㍍の山ですので、服装は、登山にむいた服装でお願いします。
 ②新型コロナウイルス感染症予防にご配慮ください。
 ③飲み物、昼食、傷薬、手の消毒、マスク等を各自ご用意下さい。まだ、気温の変化に対応できる衣服の調整をお願いします。
 ④山頂から下山するとき急な斜面があり、前日まで大雨が続いていた場合には、安全上、当日雨が上がっても、登山は中止します。
 ⑤お互いに安全に心がけ、協力し合って、楽しく登・下山できますようお願い致します。
 ⑥萬歳楽山や半田山あたりには熊が生息しております。登山される方は熊よけの鈴などを身につけてください。
    携帯電話等お持ちの方は非常用に常に身につけておいてください。
    くれぐれもご自身で、登山の安全確保にご協力くださるようお願い申し上げます。
 
   住職はここ二十年ほど萬歳楽山に登っておりますが、その間、熊に遭遇したことはございません。
   しかし、ここのところの異常気象で自然の生態系に変化があり、熊やイノシシや猿たちに対する充分な注意が必要となりました。
 数日前のニュースで福島県全体に熊出没注意喚起情報が出されております。
 万が一、熊出没の危険情報が近辺に出されたときには中止させて頂きますので、ご了承ください。
  
 以上、ご不明な点がございましたなら、ご遠慮なくお問い合わせください。 〒969-1601福島県伊達郡桑折町字北町17 法圓寺  
          電話:024-582-2959番 携帯:090-1492-3206
          FAX:024-529-7479番 
          メール:rtf36857@nifty.com
                             法圓寺住職 佐藤好久
萬歳楽山登嶺の経典資料は下記をご参照ください。とくに、萬歳楽山にたいする信仰の由縁についてまとめています。
光り輝くものと萬歳楽山法坐テキスト 
すべての方々に般若理趣経を本不生と般若理趣法坐テキスト









第12回萬歳楽山登嶺は無事終了しました。



※6月4日に萬歳楽山までの通行状況を確認しました。
●道路は通行可能。
●山林の整備が7月まで行われています。
●松食い虫防除の農薬散布が5日6日行われました。
●「ツキノワグマ」を目撃しました。場所は半田山北口林道から銀山栗和田林道の急カーブのところで
  鉄線の柵をよじ登って森の方へ逃げていきました。体調一メートルほどの月輪熊です。
●6月10日に国見町と桑折町役場の農林振興係に問い合わせましたところ以下のような解答をいただきました。

 今年も熊や熊の親子の目撃情報は多い。
 しかし個体数が増えているかどうかまではわからない。
 山に餌が少ないので下に降りてきている状況と思われる。
 入山禁止は出していないが熊鈴やラジオを鳴らすなどして、十分注意して入山するように。
 「熊が人になれて近づいてくる」という情報は今ところ入っていない。が、万が一そのようなことに
 なれば、また話は変わってくる。
 今のところそういう情報は無いので、複数の人間で入山するのであれば、熊の方で警戒し、逃げるであろう。
 
 ということでした。


第12回萬歳楽山登嶺


  期日:令和6年6月15日(土)午前9:00~
  趣旨:法圓寺龍雲住職の萬歳楽山登嶺に同行。 
  主題:萬歳楽山を通して、「五相成身観」を体観する。

 『般若理趣経』(「大楽金剛不空真実三摩耶経 般若波羅蜜多理趣品」)の根本義である本初佛たる普賢金剛薩埵の立体曼荼羅
(ジャワのボロブドールの寺院遺跡にみられる釈迦牟尼仏・遍照金剛(光り輝くもの)や金剛界会座など通じて、
ブッダ(大日如来)・金剛薩埵・龍樹菩薩・龍智菩薩・金剛智三蔵・不空三蔵・恵果和尚・遍照金剛空海の法流に触れるため、
「五相成身観」を体観する。

※同行ご希望の方へ※ 

●萬歳楽山登山にご同行希望の方は令和6年5月31日までに法圓寺にご連絡ください。

●ご連絡先:〒969-1601福島県伊達郡桑折町字北町17 法圓寺  
          電話:024-582-2959番 携帯:090-1492-3206
          FAX:024-529-7479番 
          メール:rtf36857@nifty.com
 なお、ご連絡される際には
①ご氏名
②ご住所
③直通電話番号(携帯)
④ご年齢
をお知らせ下さい。

●登嶺の当日(6月15日)は午前9時までに法圓寺本堂にご集合ください。


※ご留意事項※ 

●寺の急用や気象状況などにより、萬歳楽山の登山を中止させて頂く場合もございます。ご了承下さい。
(中止の場合は、間際でも、参加者お申込の方にはにはご連絡いたしますが、ご連絡が付かない場合もありますので、
参加ご希望の方は、前日夕方までに、今回の登山の有無について法圓寺にご確認下さい。)


※当日の行程※ (時間はおおよその目安です)

 一、午前9時、法圓寺集合・・・本堂で祈願。
 二、午前9時20分、法圓寺から各自の乗用車で出発。 
 三、途中、北半田の歓喜寺本堂まえで祈願。
 四、その後萬歳楽山登山口付近まで乗用車で移動。 
 五、午前10時、萬歳楽山登山口で祈祷後、萬歳楽山登山開始。
 六、萬歳楽山山頂第二展望台・・・移動・・・
 七、萬歳楽山第一展望台にて弘法大師御影前で祈祷(般若理趣経)供養
 八、昼食(各自)
 九、萬歳楽山山頂下山・・・
 十、宝珠山癒しの谷、大日岩「要石」にて禅定瞑想(五相成身観法)
 十一、風の谷から八丈岩・天照カムナ岩経由岩御前にて祈祷し、下山・・・
 十二十二、萬歳楽山登り口で法楽廻向の後、解散
 (午後3時半ごろ、現地解散)


※登嶺準備について※ 
 ①萬歳楽山は標高898.3㍍の山ですので、服装は、登山にむいた服装でお願いします。
 ②新型コロナウイルス感染症予防にご配慮ください。
 ③飲み物、昼食、傷薬、手の消毒、マスク等を各自ご用意下さい。まだ、気温の変化に対応できる衣服の調整をお願いします。
 ④山頂から下山するとき急な斜面があり、前日まで大雨が続いていた場合には、安全上、当日雨が上がっても、登山は中止します。
 ⑤お互いに安全に心がけ、協力し合って、楽しく登・下山できますようお願い致します。
 ⑥萬歳楽山や半田山あたりには熊が生息しております。登山される方は熊よけの鈴などを身につけてください。
    携帯電話等お持ちの方は非常用に常に身につけておいてください。
    くれぐれもご自身で、登山の安全確保にご協力くださるようお願い申し上げます。
 
   住職はここ二十年ほど萬歳楽山に登っておりますが、その間、熊に遭遇したことはございません。
   しかし、ここのところの異常気象で自然の生態系に変化があり、熊やイノシシや猿たちに対する充分な注意が必要となりました。
 数日前のニュースで福島県全体に熊出没注意喚起情報が出されております。
 万が一、熊出没の危険情報が近辺に出されたときには中止させて頂きますので、ご了承ください。
  
 以上、ご不明な点がございましたなら、ご遠慮なくお問い合わせください。 〒969-1601福島県伊達郡桑折町字北町17 法圓寺  
          電話:024-582-2959番 携帯:090-1492-3206
          FAX:024-529-7479番 
          メール:rtf36857@nifty.com
                             法圓寺住職 佐藤好久
萬歳楽山登嶺の経典資料は下記をご参照ください。とくに、萬歳楽山にたいする信仰の由縁についてまとめています。
光り輝くものと萬歳楽山法坐テキスト 
すべての方々に般若理趣経を本不生と般若理趣法坐テキスト

 ところが、萬歳楽山初登嶺以来、次々と現象的に示される法圓寺における秘蹟というものは、実は、妄想でも幻想でもなく、自然現象そのものとして示されました。その形があまり
にもリアルなものでした。まるで、如来や聖山、聖体出現による、何か見えざるものの啓示を含んでいるとしか思えないようなものばかりなのです。(このホームページにその写真を一部
紹介 東日本大震災後、萬歳楽山が被災された霊を救済すべく必死に働いてくださっていることを慮り、これまで7年ほど、登嶺することを極力控えさせて頂いておりました。そして自坊で
萬歳楽山の三本尊に対し祈りを捧げ続けておりました。しかし、昨年から、しきりに萬歳楽山が「登嶺して真剣に祈れ」という悲痛なるひびきを発しているように思われまして、平成3
0年度から再びできるだけ登嶺して、ブッダ・メタトロン・エノクのマカバの秘蹟やフトマニ・十種神寳に託された上古以来のアマカムナ(阿字本不生)の秘蹟を感受しているものとして、
萬歳楽山頂にて、萬歳楽山から体験的に直接指示されてた『般若理趣経』の和訳経典の読誦供養をいたしております。



いま まさに 念彼観音力 (一)
 令和の年末年始にかけて、やはり、小生の近辺では、不思議に思うことが続けざまに起きている。不思議と
言っても、ことさら奇異なことというわけではないが、これは、何か、昨今の自然界の異変や人間界の異常性
と関係するのではないか。異常を案じて、如来さまのやむにやまれぬ思いから、こうしたことが示されてきて
いるのではないかと感じている。なぜ、小生の近辺に、このような不可思議なことが、平成20年以来、生じて
いるのかはわからない。また、それが生じたからといって、そのことが世の中にさしたる影響を大きく及ぼし
ているとも思えないのだが、確かに、これは何かを意味していると思わざるを得ない。その意味性はかなりは
っきりしているように感じられる。


 これまでの不可思議なる現象は、全て、潜象(見えざる世界)と現象(見えている世界)が相即不離である
こと。
 大宇宙も小宇宙も銀河系も太陽系も惑星地球も自然も生命体も、分子も、原子も素粒子もあらゆるものが一
体であり、それはまた、潜象の世界と相即不離であること。
 故に、本来、天地のコトワリ(法理)を感受した文明をこの現象界に創発せねばならないのにもかかわら
ず、それを無視して片寄ったままの文明であれば、地球は人類の所業によって滅びざるをえなくなる。
 このようなことが、自然界異変とともに、潜象の不可思議なる現象として顕れることで、本質的危機が差し
迫っていることを示唆しているのかも知れない。
 どうも、われわれ人類の意識の変革を起こすことが急務なのであるかも知れない。

 もちろん、これまでの文明や人間のあり方に何ら問題がなければ、なにも、こうした転換などはかる必要性
などはないだろう。だが、まるで、臨界点にでも達したかのように、地球レベルであちらこちらに不具合が現
れ始めてきた。異常な自然現象が身近に頻発するようになって、さすがに、何かがおかしいと気づくようにな
り、どうも、われわれの文明の目指した方向に過誤があって、行詰まり、閉塞し状態に陥っているのではない
かと思い出し始めた。
 世界大戦争の時代は、人々のこうした疑問は封ぜられ、おかしいと思いつつも、どうにもならなかった。
 現代は個人の自由意志やグローバリズムによって、人類の欲望が際限もいものになってしまう。また、地球
レベルで萬延する病的感染の問題や、コンピューターウィルス感染の問題は、その背後に欺瞞にみちた搾取や
専横が横行し、自然界や人類社会をますます窮地に追い込み、悪化させ、狂わせ、破壊する。まるで、末期症
状を来しているのではないだろうか。
 
 このようなことは、だいぶ以前から指摘されてきており、今更ながらではあるがという感は否めないが、こ
のような異常性によって、これまで構築してきた文明の大転換を余儀なくされているにもかかわらず、世界
は、相変わらず、愚劣で熾烈な抗争を繰り返していたり、鈍重な享楽文化に溺れて、感受性が麻痺し、戦争が
生み出した情報のネットワークによって情報操作に踊らされ、翻弄され、まるで神経細胞が異常来すように、
あらゆるネットワークが破綻し、機能麻痺に陥りかねない。AIや仮想現実に依存すればするほど、現実破綻の
危機は大きいだろう。なぜならば、これらを扱う人間の異常性が変わらなければ救いようがない。

 冗談ではなく、いま、世界は、たった一発のミサイルで、誰も望んでいなかった制御不能の戦争にさらされ
かねないところにきているようだ。

 潜象は、何も、安楽浄土の安らかな神や如来や菩薩ばかりではなく、破壊と殺戮を企てている悪業の暗黒の
エネルギーを示していることもあるかもしれない。

 最新の量子論にパラレル(平行)宇宙を示唆するものがある。それは、物理的に可能なあらゆる宇宙が平行
して存在しているという理論であると聞く。
 それによると、まるで、あの世の天国と地獄が展開する場として宇宙は存在しかのように思えるものであ
る。
 そして、問題は、その場を作り出し、展開させているものの基盤に、量子レベルにまで及ぶ「こころ」とい
う情報が作用しているということらしいのである。
 パラレル宇宙では、ある宇宙では慈悲や愛に満ちた天国や極楽浄土の惑星地球を展開させている場もあれ
ば、絶えず覇権争いに、侵略と搾取、破壊と暴動を繰り返し、核戦争を起こし滅びつつある惑星地球も存在す
るという。 物理学的にこれらは、同時平行して展開するが、一つの世界にいるともう一つの世界は潜象し
て、見えなくなるらしい。こうしたパラレル宇宙が、ダークエネルギー、ダークマターのなかで、そして僅か
全宇宙の4%ほどの現象界にパラレル宇宙とともに、われわれの三次元の大宇宙が展開されているということら
しい。

 さて、あの世ばかりではなく、この世であっても、自ら滅び行く世界を選択するか否かは、われわれ自身に
かかっているといわれている。もちろん、世界はどんな宇宙であろうとも、いつかは消滅し、新生創造される
動きの中にあるのであろうから、永遠不滅と言うことはないであろう。

 ゴーダマ・ブッダも宇宙の実相は先験より今に経過し消失するから、虚妄の世界を実体視する自己欺瞞を起
こして、それに執着するなといわれた。

 もし、そうだったら、「今、楽しむしかない。」という意見もあろうが、どうも、あらゆるものは生滅流転
のなかで、パラレル宇宙を構成し、現象化するらしい。
 となると、死んだから終わりだということにはならないということになる。

 死後、無になれるのはブッダしかなく、他は、自らにふさわしいパラレル宇宙に出現するのかも知れない。
それも、因果応報的に。また、慣性の法則のように・・・・・

 アメリカ在住のある日本人科学者が、一つの宇宙が終わりに近づいたときに、そこに生き残っている子孫
が、あの、ブラックホールを突き抜けて、平行宇宙に移住することが可能となる時代を目指して、最先端の科
学を突き詰めていかねばならない。微々たるもので、遅々たるものながら、世界中の科学者を総動員して、こ
の研究に取り組んでいる。この研究はまだ単調についたばかりで、何兆年先のことかはわからないけれど、火
星移住の段階ではまだ未熟にすぎないと語っていた。

 読者は、これを一笑に付してはならないと思う。彼は科学の真理探究の力と叡智に望みをかけて、基盤を築
こうとしている、天才科学者なのである。
 
 「見えざる潜象の世界について」、あるいは「マクロやミクロの森羅万象の全てに、心がある」と雄弁に語
りだしたのは、なんと、最先端の科学理論を扱う天才科学者たちである。科学は、証明されなければこうした
推論も騙りに落ち、間違いが正されれば、その理論は直ちに廃棄される運命にあるが、このような厳しい研究
の中で、真摯な飽くことなき探求と文明の進歩によって、見えざるものが発見されその存在が証明され、昨今
の文明の飛躍の礎になっているのも、また、事実である。

 ということは、心のあり方が、この世の地獄も極楽も、パラレル宇宙の地獄も極楽も決定していることが解
明されつつあるということであろうか。

 さて、冒頭、この年末年始にかけて、小生の近辺で、不思議に思うことが続けざまに起きていると紹介した
が、その不思議に思うこととは、令和に入ってから、黙想すると、
  黄金に光り輝く、蓮の花の蕾を左手に持ち、右手を添えておられ、頭のいただきにはなお光り輝く如来を
頂いている聖観世音菩薩のお坐りになっているお姿が、綴じたまぶたのおくにくっきりと映りだし、やがて、
いつでも、どこでもそのお姿は観じられる状態になった。そうこうしているうちに、昨年12月に入って、聖観
世音菩薩坐像の木像が小生が黙想する二ヶ寺の寺院に、思いがけずも勧請された。更に、隠れキリシタンにま
つわるマリア観音までもが勧請された。このようなことはめったに無く、「何かあるな」と思わざるを得ない
でいた。

 更に、驚かざるを得なかったことは、令和2年の新春元朝護摩祈祷の際、秘傳の『聖観世音菩薩護摩次第』が
突然、小生の手元にもたらされたのである。偶然なのか必然なのか、年末ギリギリになってこの次第手にし、
その秘法次第の中で、如法に聖観世音菩薩の観相法が説かれており、観世音菩薩坐像のお姿が明確に記されて
いた。じつは、この寺に勧請した聖観世音菩薩の古仏が、まさに、その次第に記されているとおりに彫像され
た聖観世音菩薩であった。これほど、聖観世音菩薩供養法次第に忠実に刻された仏像は、これまで、全く目に
したことはなかった。

 いま、まさに、聖観世音菩薩の供養法が大事なのだということの違いない。

 紙面の都合で、聖観世音菩薩についてはまたの機会に譲るが、聖観世音菩薩は心を護り心の花を開かせる仏
である。
 般若心経や観音経、般若理趣経や密教の曼荼羅に描かれ、三十三観音霊場巡りなど、世界中で信仰されてき
た菩薩でもある。この観音信仰が顕れるときは決まって世の中が混沌とした激しい苦悩と災難に遭うときであ
る。
 潜象の聖観世音菩薩が始動しておられるから、これからどんな災難に遭おうとも、あなたの不生の仏心を御
守りするため側に駆けつけているから、「念彼観音力」。観音の大慈大悲を念じて、わが魂を失うことなく、
不生の仏心一つで毅然と生きぬきなさいという宇宙の意志が反映しているのかも知れない。
 南無大聖観世音菩薩 オンバザラダラマキリク

                        萬歳楽山人 龍雲好久

aruga
 
念彼観音力 加持護念
https://drive.google.com/open?id=1pGPhVcpWN-Rf9hRRfmFxI7vZciCOXuMq


いま まさに 念彼観音力 (二)
 
 
【この時、無尽意菩薩(むじんにぼさつ)が立ち上がり、身体にまとっている衣の右の方肩にか
かっている方をはずし、左肩だけにして、右の肩と右の臂(ひじ)を顕わにして、両手を合わせ
て、佛に向かい、こう語りかけた。
 
 「観世音菩薩(かんぜおんぼさつ)という方はどうして観世音という名になっているのですか。」と言うと、

 お釈迦(しゃか)さまがお答えになった。
 
 「そうだね。それは数えきれないほど沢山いる生きものが苦しい目にいろいろ会っていると
きに、観世音菩薩という方がいるということを聞いて、一心になってその名を唱えれば、その
声を聞くとすぐにそれを救いに来るので、世間の音を観ずる、別の言葉で言うと、知る、察す
るという意味で、そういう名がついているのだよ。
 この観世音菩薩の名を唱えれば、大火事のまんなかに飛び込んでも決して焼けることはな
い。これは、この菩薩の自由自在な力のおかげなのだ。・・・・・」】

 これは『妙法蓮華経観世音菩薩普門品(みょうほうれんげきょうかんぜおんぼさつふもんぼ
ん)』という広くお唱えされている観音経のはじまりの一節ですが、このようにして、観世音
菩薩はこの世の人々の苦悩の音声を観察して、かれらの苦悩の限りなき救済を誓願されている
菩薩さまです。

 この経文は、さらに、この後、さまざまな困難や苦悩に対処してお救いくださる抜苦与楽
(ばつくよらく))の観世音菩薩の大慈大悲(だいじだいひ)のおはたらきが説かれます。

 「なむかんぜおんぼさつ」と一心不乱(いっしんふらん)に観世音菩薩の名を唱えれば、観世
音菩薩はあなたにとって最も相応しい人々の姿となって、必ずや、たすけにきてくださると、
お釈迦さまは、苦悩に喘ぐ私どもに対し、お説きになられます。

 こうしたことから、観世音菩薩の信仰は古くから世界中の人々に広まりました。我が国では
今日でも観音信仰の霊場巡りは熱心に行われています。

 実は、昨年の暮れにかけて、この寺で観世音菩薩の不思議なご法縁が立て続け続けにござい
ました。
 ことに、真言僧が観世音菩薩を供養する修法(しゅほうの際の、道場観(どうじょうかん)と
いう大事な行法のところに説かれたいる観世音菩薩の観法そのままのお姿が刻された、まさ
に、ほとんど目にされたい如法(によほう)なる聖観世音菩薩像(しょうかんぜおんぼさつぞう)
が、偶然に、小生の元に勧請(かんじょう)されたのです。

 これは、よき世の突然の邂逅でした。密教の次第(しだい)の描かれたままのお姿どおりで
あることに気づきまして、本当に驚きました。何しろ、よほどの専門僧でないと気づかないも
ので、しかも、かなり古くから供養されてきた希れな聖観音菩薩木像坐像なのでしょう。

 なぜ?このようなときに?、小生のような何の取り柄もないも者のところにお出ましになら
れるのか?

(さてさて、令和に入って、このように繰り返し聖観世音菩薩がお出ましだということは?、
きっと、仏の世界から何事か、重大なメッセージがおありなのであろうか?しかし、小生に
は、かいもく見当が付かない)と、希に見る貴い聖観世音菩薩のご供養をさせて頂ける歓びさ
ることながら、あまりの不思議さに、いささか気がかりなことでもございました。

 それだけに、この年末年始以来、小生にとりましては、これまで見えざる世界から導かれて
参りました紅玻璃色阿弥陀法(ぐはりじきあみだぼう)や聖観世音菩薩護摩供養法(しょうかん
ぜおんぼさつごまくようぼう)を修法させていただく日々の修行には、非情な緊張感がござい
ました。

 この冬は例年より雪が少なく、境内参道の雪ハキはまだ一度ぐらいしかありません。異常な
暖かさではありました。
 とはいえ、朝明けの冷え込みはやはり身にこたえ、勤行もいささかゆっくりめに始めており
ました。 
 ですので、朝は香華茶湯をお供えするうちに、どんどん時間は過ぎてしまいます。ようやく
ご本尊のみ前で黙想するときには、すっかり、自然も人々も動きだすころです。小鳥や野良猫
や人々や自動車の声の響きを感じながら、本尊や聖観音に祈念を凝らしました。
 
 三月に入り、ようやく境内の梅が花開き始め、いつも、境内の草木はあざやかで香りも濃い
ように思います。自然の草木も何かを感じて、仏に何かを念じ供養してくれているかもしれな
いなあと感じておりました。

 しかし、世界中では、今年に入って以来、とんでもない事態に追い込まれ、そんな悠長なこ
とを言っていられる場合ではなくなりました。

 ここのところの境内の静けさはかなり異様です。子供達の声すら響いておりません。まる
で、あの大震災のときのようです。
 
 日増しに緊張が高まる中で、本尊に向かってひたすら祈念を凝らしますが、(これは、やは
り、由々しき事態を招いてしまったのか)と、おのれの無力さと共に、気が気ではなく、ただ
ひたすら、観世音菩薩に対し、非常事態に陥らず、一刻も早い事態の収束を祈っております。

 確かに、見えざる世界の観世音菩薩は、すでに、人類がこのような不測の事態に陥ることを
予見しておられていたのかも知れません。まるで、この寺にお出ましの観世音菩薩が、この事
態そなえるよう警告を発しておられたのでしょうか?
 大震災の時も予兆として不思議な現象が続いておりましたが、今回も、如来さまがたがみえ
ざる世界から必至に何かを気づけと導いておられるのでしょうか?

 それほどに、今回も、私どもにとりましては、きわめて厳しい状況なのかもしれません。

 それにしましても、地球規模での異常気象や自然災害の厳しさ、また、今回のような新型コ
ロナウイルス感染の猛威は、これからを生き抜いていく私たち人類にとりまして、大きな問題
です。人類全体が考え違いをしていて、そのことがもたらす事の深刻さに、全地球あげて気づ
くために投じられた一石なのでしょうか?。

 確かに、民族や国家やイデオロギーなどで対立しているときではない。領域に構いなしに拡
散する新型コロナウィルスやコンピューターウィルスの問題は、一歩間違えば、とんでもない
事態を招く危険なものですが、それだけに、われわれは、子孫のためにも、真剣に対処せねば
ならないことも確かです。まさか、正体不明のウィルスの問題がこれほどまで急速に拡大し、
地球全体を席巻してしまうとことは・・・。この負の連鎖によって、いつ、どこで、どのよう
におかしくなっても不思議ではないこと自体が、まさに脅威そのものです。産業・経済・文化
の基盤を揺るがしかねず、人類の存亡の危機に直面しているのでしょうか。

 とにかく、こういった非常事態であればあるほど、私どもは、全人類の持てるだけの叡智を
駆使して、問題を直視し、事に当たるしかありません。この不測の事態に備え、直面し、寝る
間も惜しんで、働いておられる方々おられるか。日々、拡散していく脅威の収束にむけて、ひ
たすら努力し、必死に取り組み行動しておられる方々実際におられます。本当に頭の下がる思
がいたします。まさに、こうした問題に自らのことをかえりみず取り組んでおられる方々おら
れますが、この方々こそが、かのお釈迦さまがお話しされていた観世音菩薩さまなのだと思っ
ています。
 どうか、この非常時に奮戦苦闘しておられる生身の観世音菩薩さまをおまもりください。そ
して、不安に苛まれ、混乱し、迷うばかりの私どもをお導き下さい。
 どうか、世界中の人々が、心を合わせて、この問題の一刻も早い解決と事態の収束がはから
れますよう願わざるを得ません。

 こうして観世音菩薩が顕現せられたということ自体、きっと、実際に、観世音菩薩がいまこ
こで、世界を救うために必死で大慈大悲のお力を発揮されておられるのかも知れません。
 南無大聖観世音菩薩 オンバザラダラマキリク
                                   合掌
                            萬歳楽山人 龍雲好久



法圓寺『米倉 兌画伯奥の細道墨彩画』常設展示中
●法圓寺本堂内「涅槃の間」にて
法圓寺所蔵の『米倉 兌 「奥の細道」 墨彩画』(全作品)を本堂に【常設展示】しており
ます。

●いつでも、ご自由にご鑑賞いただけます。ご関心のある方は是非お立ち寄りください。
 なお、閲覧は無料です。お気兼ねなくご覧ください。
 ただ、ご法事等の本堂での法務の場合や、寺のものが留守のときには、本堂に入れないこと
もございますので、ご了承下さい。
 ご遠方からわざわざお出かけになられる方は、事前に寺にご確認下さい。

連絡先:〒969-1601福島県伊達郡桑折町字北町17 法圓寺 
    電話024-582-2959番 


早稲田大学図書館様が『俳諧田植塚乾』の版本をネット上で公開しておられますのでご参考までに・・・
http://www.wul.waseda.ac.jp/kotenseki/html/bunko18/bunko18_00176/index.html
●早稲田大学図書館様がインターネット上で『俳諧田植塚乾』を公開しておられます。
http://www.wul.waseda.ac.jp/kotenseki/html/bunko18/bunko18_00176/index.html

●この情報は、先般、法圓寺の田植塚を見に来られた方から、いただいた情報です。
●法圓寺には当時の版本は全く残っておりませんので、この情報は貴重なものです。
 俳諧田植塚にご関心をお持ちの方は、上記にアクセスして見てください。
 また、情報をお寄せくださいました方には、この場を通じて、深く御礼を申し上げます。
 誠にありがとうございました。

●ところで、法圓寺には俳諧田植塚の原本がなく、『芭蕉翁』と刻んだ「石碑」が残るのみであります。
 芭蕉翁追善の供養石碑としては、東北で最も古いものとされ、法圓寺に訪れてくださる方も多くありま
す。
 残念ながら、法圓寺に今ある俳諧田植塚の本は、以下の経緯でコピーしていただいたものを、製本した
ものですので、原本や版本は残っておりません。
 桑折町の町史編纂のおり、調査していた研究者が桑折町の古い酒屋さん(氏家武兵衛氏所蔵)の蔵のな
かに『俳諧田植塚乾』を発見し、そのことがきっかけで、町史の資料編として法圓寺の俳諧田植塚記載さ
れました。その当時の編纂室長さんが、田植塚にゆかりのある寺だからということで、ご親切にも、その
版本のコピーして、法圓寺にくださいました。
 而来、芭蕉ゆかりの田植塚を尋ねてこられる方々にも、ご参考にと、コピーしてさしあげておりました
が、それをご覧になられた複数の方々から、どうも、版本のコピーで中身が抜け落ちているというご指摘
を受けまして、再び桑折町の町史編纂室に伺いましたところ、既に、町史編纂室は解散していて、俳諧田
植塚は、既に持ち主にお返ししているとのことでした。どうなったか調べていただきましたところ、持ち
主の方のご事情で俳諧田植塚は他のものと一緒に廃棄してしまったらしいとのことでした。
 法圓寺としましては、この貴重な俳諧田植塚の版本が失われてしまっては、残るのは一部抜け落ちたこ
のコピーだけとなってしまい、これもなくなってしまっては、それこそ由々しき一大事と、印刷所に相談
し、コピーの汚れをとって、乾坤合わせ、また、町史の資料も合わせ(町教育委員会の許可を頂いて)一
冊の本にまとめました。
 それ以来、このような田植塚の版本が他から出てこないものかと思いつつ、手がかりもなく、他には無
いものだと思っておりましたが、上記のように情報提供を頂きまして、版本のコピーで中身が抜け落ちて
いる箇所補正いたしまして、法圓寺版
『俳諧田植塚乾』 を印刷いたしました。ご希望の方には無料で差し
上げますので、法圓寺にお申し出ください。下記で閲覧可能です。

https://drive.google.com/file/d/1nFHvZ7rtCj5Z_uQQTwILyCA9BW3CCKEw/view?usp=sharing


「土曜法坐」のご案内

              記

●「土曜法坐」の開設時間帯:午後2時から午後4時まで

●「土曜法坐」の開設場所:
  
①第一土曜日 桑折町字北町17     法圓寺本堂
  
③第三土曜日 桑折町字北町17     法圓寺本堂
  
④第四土曜日 桑折町字北町17     法圓寺本堂

●内容:
読経:自己凝視と探求法坐 
●「土曜法坐」の参加費:無料  
●「土曜法坐」の休止の場合:「土曜法坐」の開設時間帯は、
法務上、法坐の変更を余儀なくされる場合がございます。
恐れ入りますが、法坐ご参加のご希望の方は、
事前に法圓寺(024-582-2959)に、「土曜法坐」「有無」のご確認をお願い致します。

 なお、継続ご参加の方には、連絡網を通じて、休止や変更のご連絡をしております。
 ご希望の方はどなたでもご参加いただけます。

 以上、法坐でお目にかかれることを楽しみにいたしております。
 


大字写経会のご案内(終了しました。)機会があればまたご案内します。





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